台風13号(平成18年9月)の影響する雨が降り、四万十川本流も少しは増水しているようですが、私の一番好きな沈下橋が沈んでいました。地元では通称「上岡(かみおか)の沈下橋」と言っている向山沈下橋です。増水して真っ先に沈下するのがこの上岡の沈下橋なのです。他の沈下橋が沈んでいないのに沈んでいる事がままあります。それだけに橋の橋脚が短いのかも知れません。ですが、橋全体を見下ろす所から見ると実に美しい姿をしているのです。橋脚と橋脚の間の形が飛行機の翼のように流線型をしているのです。実際に橋の上に立って見るとその優美な姿を見ることが出来なくてむしろ、橋脚がでっぱっているせいか男らしい姿にしか見えないのです。一つの橋が二つの姿に見えるという不思議な感じです。今回写真にした姿は男らしい姿でしかも沈下寸前の状態ですが、次回には優美な姿の写真をご披露したいと思います。
先日、四万十川源流域まで行って来ました。写真はその折に撮ったものですが、県道19号線を南下し四万十川沿いに上流域から中流域までをたっぷりと味わいました。この看板は地元の老人クラブの方々がボランティアでお作りになったようで、実に気持ちの良い看板と説明書きでした。そうです。遠くにかすんで見える一番高い山が「不入山(いらずやま)」なのです。そして手前の小さな川が四万十川なのです。山の標高は1336メートル。四万十川の流れも河口に向って196キロの旅に出ます。この四万十川はしばらくは太平洋に向って南下しますが途中(四万十町役場のある町並みを過ぎたあたり・旧
甌穴(おうけつ、かめあな)とは川底や河岸の岩石面上にできる円形の穴。ポットホール(pot hole)、またはかめ穴ともいう。河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があるとそこが水流による浸蝕のためにくぼみとなる。このくぼみの中に礫が入ると渦流によってその礫が回転し円形の穴に拡大する。穴の直径、深さとも数cmのものから数mのものまでその姿はさまざまである。底に磨耗した小石が残っているものもある。
と言うことでふるさと交流センターキャンプ場の直ぐ傍にこのポットホールがあるのです。
四万十川も一度増水し氾濫すると大変な被害や人命にまで関わる作用を及ぼしますが、このポットホールは私たちの見えないところでじっくりと時間をかけながら日々変化をもたらしているのですね。
このポットホールを実際に見たいと思われたら、是非一度当センターにお越し下さい。いつでもご案内させて頂きます。(ただし、増水時は水の中に隠れてしまってますので少しみにくいかもしれません)